【効率的な勉強法】問われていることをX(エックス)とおく

中学1年

数学を解くコツは、何を問われているかを正確に理解することです。

文章問題が苦手な長男

中学校時代、私は割と数学が好きでした。高校に進学してからも、自然と理系を選択しました。

中学校の数学であれば、問われていることを正確に読み取り、それを「X」(エックス)とおくだけで、6割は解いたことになるのではないでしょうか。

子どもにはじめてみる文章問題を解かせてみると、第一声、

長男
長男
うわー、文章問題苦手なんだよな

なぜ文章を見ただけでそうなってしまうのか。不思議でした。ヒント満載の問題文通りに式を書いて解くだけなのにと。

例えば、こんな問題でした。

ある工場で今月作られた製品の個数はa個で、先月作られた製品の個数より25%増えた。このとき、先月作られた製品の個数をaを使った式で表しなさい。
図 文章問題の例

その日は、仕事で疲れており、早く身体を休めたかったので、手が止まった子供をみて、(なぜ解けないんだ・・・早くしてー)となりましたが、解けない人に「なぜ解けないんだ!」といっても仕方ありません。

仕事のできない部下に、「なぜできないんだ!」と言っても意味がないのと一緒です。部下の特性や能力に合わせて指導方法を変える必要があります。部下指導を思い出して、子供を観察してみることにしました。

すると、「ある工場で・・・表しなさい。」と、声に出して繰り返し日本語を読むのですが、どうやら頭の中で、問題を構造化できていないことが分かりました。

そこで、当たり前すぎて教えていなかったのですが、「問われていることをX(エックス)とおきなさい」と指導しました。

たいてい、問われていることは後半に記載されています。そこまでヒントを言って、しばらく待つと、

長男
長男
「先月作られた製品の個数」をXとおくんだね?

と気づいたようです。よかったよかった。このポイントはとにかく繰り返し教えました。

なお、この問題は、「パーセント」を小数にするのがあやしく、答えまではたどり着けませんでした。しかしながら、問われていることを探す、という解答プロセスで最も重要なことを理解させられたと思います。

まとめ
  • 数学は問われていることを正確によみとり、「X」(エックス)とおく。

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