【プログラミング】3.1 Hello

プログラミング

さて今回からプログラムを作っていきます。
と言ってもいきなり難しいものではなく、簡単なものから作ることで、雰囲気を少しづつつかんで行きたいと思います。

最初のプログラム

一般の話としてプログラムというものは、何らかの入力をもらって処理を行い、結果を出力するものです。出力といってもいろんな形があり、画面に何かを表示する、音を出す、動作をする、などいろいろあります。パソコンでは結果を画面に表示するということも多く、わかりやすいですね。

それでは最初のプログラムです。

print("Hello World!")

図 最初のプログラム

図 paiza.ioで実行した様子

たった1行ですが、これでも立派なプログラムです。これは”Hello World!”という文章を表示するプログラムです。なぜ”Hello World!”なのか不思議に思うかもしれませんが、プログラミング言語の勉強をするときに最初に作るプログラムの定番なのです。昔の有名な本で、Helloと表示させる例が載っていたのですね。

さて、中身を見ていきましょう。
print というのが、指定したものを文字列として画面に表示するという命令です。
昔はコンピュータの出力といったらプリンタ(印刷機)に打ち出すことが多かったので、今でも画面に何かを表示する命令をprintとするプログラミング言語が多いのです。
printには、表示したい文章を “” で括って指定します。
では、なぜ””で括るのでしょうか?
それは、どこまでが表示したい文章なのかを明確にするためです。これがないと、どこまでが表示したい文章で、どこからが続きのプログラムなのかがわからなくなってしまいます。

そして、ここまでは「表示したい文章」と言ってきましたが、プログラミングの世界では「文字列」と言います。つまり、printには文字列を指定することで、その文字列を画面に表示できるということですね。いろいろな文字列に書き換えて試してみてください。日本語の文字列でもいいのですよ。

簡単な計算
ところで、printには文字列しか指定できないのでしょうか?
いえ、そんなことはありません。
printには文字列だけではなく、数値や式を指定することもできます。
さっそく試してみましょう。
print(10)
図 数値を表示するプログラム
こうすることで、10という整数を表示することができます。
これだけだとあまり面白くないですね。でも大切なことが1つあります。文字列の時と違って、””で括っていないということです。ちょっと複雑な話にはなりますが、文字列ではなく式を指定したことになるので、””で括る必要がないのです。式の場合は、どこまでが式の区切りかを、pythonが明確に判断することができるのです。
次はちょっとした計算をさせてみましょう。
print(1+2+3)
図 簡単な足し算をさせてみた
結果として、6が表示されたでしょうか。
足し算のほか、引き算、かけ算、割り算もできます。なお、算数の時間に計算の優先順位を習ったと思いますが、プログラミングの世界でも同じように優先順位があります。
四則演算であれば、かけ算と割り算が優先なので、足し算引き算を先にやりたい場合はカッコで括ってあげましょう。
print((6+3)/3)
図 カッコで足し算を先に計算した
どうでしょうか、答えは3になりましたでしょうか。
間違ってカッコを忘れてしまうと、7になってしまうので要注意ですね。
おっと、忘れていました。
pythonのプログラミングの世界では、足し算と引き算は + と – ですが、かけ算と割り算は * と / です。
これでもう好きな四則演算をさせることができますね。
いろいろな計算を試してみましょう。
まとめ
  • printを使うことで、任意の文字列を表示させることができる
  • printには、文字列だけはなく数や式も表示させることができる
  •  記号 +-*/ を使うことにより、四則演算をさせることができる
  • カッコを使うことで、算数で習ったように、演算の優先順位を変えることができる

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