中学1年の長男の英語の教科書を覗いてみました。すると、教科書の右上にQRコードが!今の子供は恵まれていますね。いつでもリスニングやシャドウィングの練習が可能です。
定期テストの勉強のため、隣に座って教えようとしたときのこと。教科書を覗いてみました。東京書籍さんの「NEW HORIZON」でした。懐かしい。僕の中学生の頃も同じ名前の教科書でした。
写真 長男の英語の教科書「NEW HORIZON」 東京書籍
(ふむ。主語が三人称のときの動詞の変化をこのように下線を引かせて教えているのね。それよりも字が汚いなぁ。教科書なんだからもっと丁寧に書いてほしいな)などと思っていると、右側にQRコードがあります!
まさかと思い、教科書の説明書きを見てみると、なんと無料のデジタルコンテンツがあるとのこと。
さっそく聴いてみると、ネイティブスピーカーの音声が登録されていました。それまで何度か一緒に教科書を音読していたのに全く気づきませんでした。(疲れていたのかな。。)
時代の変化ですね。昔は英語の先生「ミスター伊藤」がカセットテープの入ったラジカセを教壇において、数回聴かされた後、みんなで音読していた記憶があります。教科書の進化に触れて、灌漑深い気持ちになりました。
スマホでさっそく聴いてみました。リスニングは聴くだけですので、「繰り返し聴きなさい」で終わります。
細々と英語を勉強している身としては、プラスアルファのことを教えたい。
僕の英語勉強の師は、NHKラジオの杉田敏先生と岩村圭南先生です。杉田先生にはシャドウングを、岩村先生には音読の大切さを教わりました。
「とにかく声に出して、英語の筋肉を鍛える」です。
シャドウィングとは、音声から少し遅れて、耳に入ってきた英語を話すことです。テキストは見ません。
どのような効果があるのかはっきりとは分かりませんが、杉田先生が重要だとおっしゃっていたので、きっとご利益があるだろうとの信念のもと、社会人となった平成13年から細々と続けています。
長男にやらせてみますと、最初こそつまづいていましたが、意外にスムーズにできていました。それまで、私のあやしい発音で教科書の音読を一緒にやっていたのがよかったかもしれません。ある程度、話す筋肉が備わっていたようです。
20年来続けてきたシャドウィングを、まさか我が子に教える日がくるとは思いもしませんでした。コロナ禍はシャドウィング派にとってはいい面もあります。通勤時に口を動かしていても周囲から怪しまれないからです。^^;
こうしたデジタルコンテンツを使う子供と、使わない子供で大きく差がつくと思います。デジタル技術はこうした教育の機会を均等に提供するイノベーションを起こしていますが、一方で、こうした機会を捉えるかどうかで、大きな教育格差が発生するなと感じました。
長男には、なんとか自律的に継続して取り組んでほしいです。
デジタルコンテンツは、スマホからQRコードでもPCから直アドでも聴講が可能です。
スマホが楽なので僕のお古のスマホで聴かせていました。しかしながら、やはりそこはスマホの弊害で、いつの間にかYoutubeを見ていました。中学生には難しいかもしれませんね。また、スマホでは操作性がイマイチで、少々ストレスがたまりました。
よって、我が家はPCをつかって、リビングで勉強するようにしました。
教科書のデジタルコンテンツ。おすすめですので、ぜひお子さんと試してみてください。
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