さて今回からプログラムを作っていきます。
と言ってもいきなり難しいものではなく、簡単なものから作ることで、雰囲気を少しづつつかんで行きたいと思います。
一般の話としてプログラムというものは、何らかの入力をもらって処理を行い、結果を出力するものです。出力といってもいろんな形があり、画面に何かを表示する、音を出す、動作をする、などいろいろあります。パソコンでは結果を画面に表示するということも多く、わかりやすいですね。
それでは最初のプログラムです。
print("Hello World!")
図 最初のプログラム
図 paiza.ioで実行した様子
たった1行ですが、これでも立派なプログラムです。これは”Hello World!”という文章を表示するプログラムです。なぜ”Hello World!”なのか不思議に思うかもしれませんが、プログラミング言語の勉強をするときに最初に作るプログラムの定番なのです。昔の有名な本で、Helloと表示させる例が載っていたのですね。
さて、中身を見ていきましょう。
print というのが、指定したものを文字列として画面に表示するという命令です。
昔はコンピュータの出力といったらプリンタ(印刷機)に打ち出すことが多かったので、今でも画面に何かを表示する命令をprintとするプログラミング言語が多いのです。
printには、表示したい文章を “” で括って指定します。
では、なぜ””で括るのでしょうか?
それは、どこまでが表示したい文章なのかを明確にするためです。これがないと、どこまでが表示したい文章で、どこからが続きのプログラムなのかがわからなくなってしまいます。
そして、ここまでは「表示したい文章」と言ってきましたが、プログラミングの世界では「文字列」と言います。つまり、printには文字列を指定することで、その文字列を画面に表示できるということですね。いろいろな文字列に書き換えて試してみてください。日本語の文字列でもいいのですよ。
さっそく試してみましょう。
print(10)
print(1+2+3)
print((6+3)/3)
間違ってカッコを忘れてしまうと、7になってしまうので要注意ですね。
pythonのプログラミングの世界では、足し算と引き算は + と – ですが、かけ算と割り算は * と / です。
いろいろな計算を試してみましょう。
- printを使うことで、任意の文字列を表示させることができる
- printには、文字列だけはなく数や式も表示させることができる
- 記号 +-*/ を使うことにより、四則演算をさせることができる
- カッコを使うことで、算数で習ったように、演算の優先順位を変えることができる
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